2023年の11月ごろだったか、ウッドベースを購入した。クレモナというメーカーの合板ボディに指板はエボニーのモデルだった。
メルカリで8万円、送料は引き取りに行くので交通費分程度だった。今思うとかなりいい買い物だったと思う。
音のビビり詰まりもないし根性があれば弾ける程度の弦高とネックの反りだが、毎日この巨体を弾ける環境でもないので練習のハードルを下げるために弦を柔らかいものに交換したかった。そこでソロ弦をオケチューニングで使うと楽に弾けるという事を知る。
コントラバスの専門家たち(同級生)に聴いてもソロ弦は痛いからやめたほうがいいと聞いていたが、インターネットで行き着いた先人たちの記事を見ていると試したい衝動が抑えられない。
どのみち吹奏楽やオーケストラをする気もなく、やりたいとするならコントラバスソロ曲を弾くことぐらいしか目標がないので買ってみることにした。

ダダリオのHelicore HS610が3万円弱で買えたのでこれにした。

せっかくなので比較用に録音もした。録音機材が何もなかったので普段ビッグバンドで鳴らしている機材をiPhoneで録音して、録音後にCubaseで音量レベルだけ同じに合わせた。
ベースのピックアップはRealistで、FishmanのPlatinum Pro EQ/DIで少しコンプをかけつつローカットしつつ、高音域を少しブーストしてからPJBのBP-200に送り、そこからPJBのC4キャビネットへ。どちらもセッティングは同じ。

この巻き方にも様々な流派があるらしいが、前オーナーが巻いたであろう元の線は交差していてなんだかカッコ悪い。
おそらく終端部からナットにかけてのラインを直線にしたかったんだろうが、自分は綺麗さ重視で端末を左右から挟み込むやり方で巻いた。E線が若干ナットにかけてのラインがナナメになったが、ナットが削れていくのか否や?

やはり新品になると気持ちがいい。
ビフォー:弦交換前
こうして取り出すと野暮ったい音だが、このセッティングでゲインを上げていくとバンドで埋もれずにアタックからすぐ音が減衰してウッドベースらしい音が鳴る。(と経験している)
週一でしか練習してないと音色よりリズムのもつれのほうが気になるが・・・
元の弦は何を使っていたのかよく分からないが、ノギスでだいたい測った。
- G線 : 1.2mm
- D線 : 1.45mm
- A線 : 1.8mm
- E線 : 2.6mm
アフター:弦交換後
線が細く、テンションも緩くなったので音もそのまま反映されている。イメージ通りといえばイメージ通り。
オケ弦の強いテンションがウッドベースをウッドベースたらしめている訳なのだと再認識させられる。
生音で演奏するとなるとかなり頼りない音ではあるが、ピックアップを使うなら問題はなさそう。
明らかにローもミドルも控えめになったが、Realistが低音を拾いすぎる特性があるピックアップなので、これぐらいの方が輪郭が立って良いかも(?)バンドで鳴らしてみないと良いか悪いか分からん。
どこのページを探しても弦についてはミディアムゲージとしか書いていないのでノギスでだいたい測ってみた。
- G線 : 0.9mm
- D線 : 1.3mm
- A線 : 1.5mm
- E線 : 2.2mm
明らかなのはG線の細さ。ギターでいえばダダリオのスーパースリンキーの6弦より細い。
押弦のしやすさはG線、D線、A線はかなりしやすくなった。
E線はハーフポジションのFをかなりしっかり押さえないとビビるようになり、気を遣いそうである。元から指板が摩耗していたのでそれもビビりに拍車をかけているんだろうが。
とりあえず練習のハードルも下がったのでしばらく弾いていきたい。
交換したばかりではあるが、そのうちもっとウッドベースらしい音が欲しくなって次の弦交換はオケ弦に戻す未来が見える。