オリエンテの消音ベースにピックアップを付ける

DTM・作曲あれこれ

あまりやかましくできない環境で練習することが多いのでオリエンテの消音ベースによく助けられている。(寮や出先など)

型式はよくわからないがSB-12とか書いてあった気がする。ヤフオクで5万円ぐらいで買ったような。

基本は練習用だが一回だけジャズフェスで使ったことがある。Realistのピエゾを買った時にこいつならハウりにくいだろうというノリで取り付けて野外ステージで使ってみたが、音作りが上手くいかずかなりショボイ音になってしまった記憶が蘇る。今考えれば野外だとハウりにくんだから普通にウッドベース使ったら良かった。

その時はアンプもPhil Jones BassのBassCubでパワーが足りなかった事も要因にあるが、改めて今持ってる機材でこいつをエレキアップライトベースにできないかと思い、2日かけてピックアップを取り付けてみた。

もしピックアップを付けてそれなりの音が出せるならYamahaのサイレントベースも驚きのコストパフォーマンスだ。消音ベース自体数は少ないが中古市場だとサイレントベースの半額以下なことが多い。

自分で音作りやピックアップ取り付けができる人ならお得なことこの上なし。

Fishman BP-100とATELIER Zの謎のスプリットコイルの2個付け

いきなり完成図。指板の下に付いているのがATELIER Zのアップライトベースに付いていたスプリットコイルピックアップで、駒の上に雑に取り付けられているのがFishmanのBP-100ピエゾ。駒は間違えて4/4用を買ったから妙にデカイ

前置きとして、昔8万円ぐらいでそのアップライトベースを買ったが指板の調整が上手くいかずにピックアップとプリアンプだけ剝ぎ取って保管していた。FishmanのBP-100のピエゾPUとおそらく専用設計のスプリットコイルをブレンドできるコントロール部だった。

一時期はその剥ぎ取った部分に箱をつけてウッドベースに無理やり付けていたがBP-100からポップノイズがするのと、単純に音が微妙ということでウッドベースはRealistのみになった。

そうして3年ほど放置されていたピックアップ達だが、別にATELIER Zのプリアンプを絶対使わないといけない訳ではないので思い切って2つとも単体で使えるようにモノラルジャックを取り付けてパッシブベースにしたろと思い今日に至る。

せっかく2つのピックアップをブレンドできたり3バンドEQが付いていたりローインピーで出力できていたのに、なぜ改造してしまうのか。

マグネットピックアップの音(スプリットコイル)

改造してわざわざアクティブ回路をパッシブにして得られたことはといえば、マグネットPUで十分良い音が出るという気付きだった。

マグネットPUの音(ATELIER Z特製スプリットコイル)

エレキアップライトベースにも色々あるが、共鳴するボディがない他のアップライトベースよりオリエンテの方がエレキ感はかなり少ない気がする。

サスティーンが長いドライなウッドベースの音と思えば全然悪くない、どころかかなり良い。

ボリュームノブも付けるのが面倒だったのでPUからダイレクトに練習用アンプに繋いでいるが、アンプもフルフラットでこの音だ。

ATELIER Zの特製スプリットコイルがすごい良い音なだけかもしれないがオリエンテにスプリットコイルは相性が良いのかもしれない。

ピエゾピックアップの音(Fishman BP-100)

FishmanのBP-100はどこかで使いたいとずっと思っていた。去年の年末にHeadwayのEDB-2というプリアンプが壊れてしまい、急遽FishmanのPlatinum Pro EQというアコースティック楽器用のプリアンプを買ったからだった。

そのプリアンプはFishmanのピックアップともちろん相性がいいという代物でウッドベースでの使用も前提に作られている。

Fishman BP-100ピエゾピックアップの音

すごい微妙。ハイバッフルマウスピースをバリサクに付けて吹いてる時みたいな音がする。

この後もFishmanのプリアンプに入れてEQでハイを削ってローを足して・・・と色々やってみたがこのハイバッフル感溢れる音の根本が変わらなかった。

指板に指が当たる音やスクラッチノイズはよく拾ってくれるのと、アルコで弾く時に真価を発揮する気はする。(BP-100はアルコではそこそこ評判がいい)

2chのパッシブミキサーをネットで見つけたのでそれを使ってPUをミックスしてFishmanのプリアンプに繋ぐというのもやってみたい。

その後2chパッシブミキサーを買った

2つのピックアップをブレンドするというのはウッドベースの常套手段だが、大抵の場合はウッドベースからケーブルを2本伸ばしてからペダル型の2chプリアンプに接続してブレンドする。

その方が音瘦せしなく、ウッドベース本体にごちゃごちゃ取り付けしなくて済み、いざとなれば片方だけ繋げば音が出せるが、なんせケーブル2本をベースから伸ばすというのがスマートじゃないなと思っていた。

今回はとにかく手軽さを求めて電源いらずのパッシブミキサーを買ってみた。LAGOON SOUNDさんというハンドメイドメーカーの物だが構造がシンプルなので安い。(6000円前後)

駒の下に雑にマジックテープで取り付けてみた。こうもゴチャゴチャ付けているとベース愛護団体に怒られる。

やはりミキサーに繋ぐと音瘦せするというかシンプルに音量が下がってしまったが、背に腹は代えられないのでこれでテストしてみる。

BP-100とマグネットPUをブレンドした音

まず両方のピックアップのボリュームを最大にして録音したもの。

 

ローはマグネット、ハイはBP-100の良いところが出てる気がする。

BP-100が弦が指板に当たる音をよく拾ってくれるおかげで泥臭い感じは出てきて悪くない。

この泥臭さを少しだけマイルドにしたいのでBP-100のボリュームを50%に下げてみる。

 

ちょっとマイルドにしすぎた感じはあるが、ピエゾで拾ってほしい弦の当たる音を少し拾ってくれるだけでかなり雰囲気は変わった。

もともとATELIER Zのアップライト(Bass Cubだったか)についていたピックアップ達を再利用したのでその音に近づいたかと思うが、胴鳴りがあまりないのであちらより枯れた音になっている気がする。しかしあちらはスケールが短いのでフルスケールのこっちの方がウッドベースのテンション感はあるか。

これであの巨大なウッドベースを持ち運ばずにオリエンテの消音ベースを持ち運んでライブで使う選択肢が増えた。BP-100がたまに不調になるのが気になるがしばらく使ってみたいと思う。