テレキャスのピックアップをDiMarzio DP172 Twang Kingにしたので比較【FUJIGEN Neo Classic Telecaster】

DTM・作曲あれこれ

昨年末にプレベのピックアップを変えたが、またしてもピックアップ交換である。

フジゲンのテレキャスは以前にリアをdimarzioのArea Hot Tに変えてハムバッカー的な音が欲しい時に使っていたが、フロントの音がパっとしなかった。

良く言えばストラト的な、ハイ成分の少なくキンキンしない音なのだがやはりハイが欲しい。キラキラした音が欲しい。

そこで去年にFender Mexicoのテレキャスターを買ったところフロントの音がすこぶる良かったのでそっちばっかり使っていた。自分が作る曲にハムバッカーで歪ませてリードを弾くような曲があまり無い為だ。

せっかくフジゲンの方も改造したのに使わないのは勿体ないのでフロントPUも変えることにした。

交換作業

交換前

今回媒体にされるフジゲンのClassic Seriesのテレキャスタータイプである。元々は白ピックガードだったのを黒に変えたやつ。

変えるPUはこちらだ。PUカバーはシルバー・ゴールド・ブラックが選べたが、ブラックカバーにした。

ブラックカバーならパっと見フロントPUが無いように見えて、エスクワイアーぽくてカッコよくなるかなと思い、ブラックカバーで且つ望みの音が出るPUを探したという感じだ。俺のPU交換は大体ルックスを変えたいきらいがある

今回も比較をするので元のPUの高さをメモしておく。解放で6弦側も1弦側も3.5mm程度だった。その後ピックガードを外す。

フロントの音がモコモコしていたのは1弦側を3.5mmとPUに近づけすぎていたからということに気づいたのはこの時だった。恐らくリアのArea Hot Tの出力がかなり高くて前後のボリュームに差がつきすぎてしまう為、少しでもフロントPUの音を上げようとしたのだろう。過去の自分は。

申し訳程度に機種別の説明が書いてある。

説明によればグレーの線は常時グランド(アース)、白の線がホット、ブラックがコールド。フェイズアウトしてしまった時は白黒の線を入れ替えてねとのことだった。

左から見て2番目にフロントPUのホット線を接続する。説明書は白がホットと書いてあったので素直に従う。

しかし比較音源を録った後に気づいたがフェイズアウトしていた。リアも同じDimarzioなので同じ色でフェイズアウトしたのが謎であるが、まあこういう事もあるだろう。

フェイズアウトするとセンターにしたときに音量が小さくなり、ペケペケなサウンドになる。使いどころによっては使えるが、テレキャスのミックスサウンドはテレキャスらしさを出すために重要な要素と思うので※また後日逆相にしたい。

※ストラトでは改造しない限りフロントとリアのミックスサウンドが出ない

音の比較

機材を出先に置いてきてしまったので、ギターから手持ちのマイクプリアンプであるPresonusのTUBEPre V2を通してオーディオインターフェースのUR22mkIIに接続した。ゲインやDRIVEは全く同じ設定にしてある。

あとPU交換前はハイパスフィルターを外しており、交換後はMontreuxのTone Bleed Kitの0.1mFのハイパスフィルターを取り付けてある。ボリュームを絞らないと効果は出ないと思うが。

FUJIGEN純正 フロントPUサウンド

こちらが交換前の状態。おとなしい印象。時間がなかったのでコードストロークしか音源がない。

DiMarzio Twang King フロントPUサウンド

どうだろうか。出力も上がっているので音量も少し上がったがブーミーでもなくカラっとした音になった。

割と予想していた通りにハイが出てミドルがほんの少し引っ込み、自分の曲に使いやすい音になって満足である。

出力も上がったしPUが弦に近すぎるのも嫌な気がして、少し高さを下げてからいつもの機材(Zoom G3X)で録音してみた。

マイクプリを通していないのでライン録りぽさが強いが、好きな音になったのでOK。

弦交換したてのようなキラキラとした音になった。3か月ぐらい変えてないのに。

取説は信じるな

見事にフェイズアウトをしてしまったPU交換だったが、完璧な仕事をしたいならアナログテスターで抵抗を見るといいという。PUにドライバーなどの磁性体を近づけた時の振れ方で判別できるらしい。

まぁ半田付け直しもそんな手間のかかる作業ではないし(半田付けは1発勝負しか認めない派閥もあるが)、フェイズサウンドになったら入れ替えたらいい。

また思い出したらTwang King NeckとArea Hot T Bridgeのミックスサウンドも録音して載せたいと思う。

ブログ更新ネタがこんなんしかないのが悩み。